Go で値を出力する方法

ここでは Go でよく使われる、文字や値の出力方法を紹介します。

fmt パッケージとは

標準出力に書式指定をして値を出力するには、 fmt パッケージの関数を利用すると便利です。

fmt パッケージの Printf() 関数は書式指定文字列を受け取り、渡されたパラメータをフォーマットし、標準出力に出力します。

fmt パッケージの Println() 関数は変数の型の既定の書式を用いて、値を標準出力に出力します。

fmt.Printf() による文字の表示

fmt.Printf() 関数は第一引数に書式指定文字列を受け取り、第二引数以降に渡した値をフォーマットして出力します。

主な書式指定子は次の通りです。

書式指定子 説明
%d 整数表示 123
%f 浮動小数点表示 3.14
%c 文字の表示 ’A'
%t bool 値の表示 true
%s 文字列の表示 ”Hello”
%p ポインター型 (アドレス) の表示 0xc000118000
%v それぞれの型の既定の書式で表示
%T 変数の型を文字列で表示 int
package main

import (
	"fmt"
)

func main() {
	x := "Hello"
	fmt.Printf("%s\n", x)
	pi := 3.14159265
	fmt.Printf("Pi = %f\n", pi)
}
main.go
go run main.go
Hello
Pi = 3.141593

書式文字列中の \n は改行文字です。

次の例では、 %7.2f とすることで浮動小数点の表示幅 7 と小数点以下の桁数 2 を指定しています。 また、それに続き %T で浮動小数点の型名 float64 が出力されています。

pi := 3.14159265
fmt.Printf("[%7.2f]:%T\n", pi, pi)
// [   3.14]:float64

fmt.Println() による文字の表示

fmt.Println() 関数は値を標準の書式で出力します。標準の書式というのは、書式指定でいう %v と同じです。

複数の値を引数に取ることができ、それぞれの値の出力の間にスペース (空白文字) を開けます。また、文字列の終端に改行文字をいれます。

x := "Hello"
pi := 3.14159265
fmt.Println(x, pi)
// Hello 3.14159265

以上、Go を学習にあたり必要最低限の値の表示方法について説明しました。

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